「ねぇ高耶、今日私の誕生日なんだけど」
「知ってる」
「だからさ、お祝いしてよ。」
「何でだよ。そんなの直江に言えば良いだろ」
「えー。だって直江さん仕事でいないし、 それに今日が私の誕生日だって知らないし」
「そんなことないだろ。前にお前の誕生日聞かれたぜ」
「うそ」
「ほんとだよ」
「え、だって昨日直江さんと電話で話したけど、何にも言ってなかったよ」
「昨日話したんなら言えばよかっただろうが」
「そんなの言えるわけないじゃん! …なんかねだってるみたいでやだし
それに緊張しちゃって何話してるかわかんなくなっちゃうんだもん」
「は?馬鹿かお前」
「う…。で、でも、前よりは緊張しなくなってきたんだよ」
「あー、分かったから。」
「??」
『あ、もしもし、直江か?』
「え!?た、高耶!何してんのよ」
『今どこいんだよ』
「ねぇ、高耶!!」
「うるせーよ。お前少し黙ってろ」
”ベシッ”
「…痛ッ。 もう、頭叩くことないじゃない…」
『あぁ…そうか。分かった』
ピンポーン
「、悪いけど玄関開けてやって」
「は?なんで私が」
「いいから、早く行け」
「わかったわよ」
「はーい」
「誕生日おめでとう」
が玄関を開けると、直江が立っていた。
「これをに」
驚いて固まっていた に差し出されたものはピンク色でまとめた可愛らしい花束だった。
「え…。うわ、可愛い。ありがとう直江さん」
の言葉に直江は微笑で答えた。
の頬がサッと赤く染まる。
「ではいきましょうか」
そういうと直江はを外へと促す。
「え、え…。行くってどこに?」
「もちろん食事にですよ」
「え、でも。高耶が…」
が中を振り向くと、高耶がそこにいた。
「直江、のバック」
「あぁ、すみません」
のバックを直江に渡すと、高耶はの方をみた。
「祝ってほしかったんだろ。楽しんでこいよ」
「なんで、高耶は?」
「バーカ、なんで俺が一緒に行かなきゃなんねんだよ」
「だって・・」
「ったく、変な気使ってんじゃねーよ。
まぁ、お前が直江より俺の方が良いってんなら話は別だけど?」
高耶が意地悪く笑いながら言う。
「む、直江さんの方が良いにきまってるでしょ」
即答すると、直江がそっとの肩を抱き寄せた。
「よかった、高耶さんの方が良いといわれたらどうしようかとおもいました。」
驚いてが直江の腕の中でわたわたともがいているのを、高耶は呆れたように見ていた。
「んなとこでいちゃついてねーで、さっさとイケよ」
「すみません。…」
直江は自分の取った行動に苦笑を漏らし、を開放すると、車へと促す。
「じゃね、高耶。ありがと」
は少し赤い顔で、照れたような笑みを浮かべた。
「あぁ、じゃあな」
高耶も気心の知れた相手にしか見せない笑顔で答えた。
「それじゃ、高耶さん、失礼します」
直江がの後に続いて出て行こうとすると、高耶が呼び止めた。
「あ、直江」
「はい」
直江が立ち止まり高耶の方へ振り向く。
「絶対に、泣かせるなよ」
「えぇ」
真剣な目で言う高耶に、直江も同じように頷いた。
Special Thanks エリノ サマ
きぃやぁ〜〜〜っっ!直江さーんっっ!!高耶ーっ!!
ぜぃぜぃ、ま、まさかエリノさんの素敵直江さんに祝って頂ける日が来るなんて(汗)
いや、本当にビックリしました!ありがとうございますーっ!!
これでいつ調伏されても後悔しない・・・かもしれません(笑)
誕生日から1年経っちゃいましたが、ようやく皆様へ幸せのお裾分けが出来ます。
えぇ勿体無くて隠してた・・・なんて事は、多分恐らくそこはかとなくないですよ?(笑)
サイトに遊びにいらして下さっているエリノさんからお誕生日プレゼントに頂きました♪
もぉね、高耶と普通に会話出来るのが幸せで幸せで♪
こんな風にお祝いしてよ〜って普通に言える関係が理想です。
でもって直江さんにコレ(自分をコレ言うな)を任せてくれる高耶のカッコイイ事っ!!
惚れ直すーーーーっ!(直江さんは?(笑))
直江さんと言えば花束・・・しっかりそれを押さえてくれる所も素敵です。
うわぁ、もぉ何処でもついて行きますっっ!!(笑)
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